景相と景色が混在する場所。走り、すっとび、隠れ、踊り、寝そべる、音、声達。
それらは即興的なシークエンスを作り、現象と記憶の間を行き交う音景『-scapes,』となる。
ブラジル・即興シーンで活動する行川さをり、ジャズシーンで活動する伊藤志宏・土井徳浩によるライブコンポージングユニット。
2012年よりライブ活動を開始。2015年にユニット名をphacoscapeとする。
– 行川さをり
大学入学と同時に音楽に目覚め、ダイアン・リーブスに影響を受けブラジル音楽に傾倒する。現在は、ジャズやブラジル音楽を歌うセッションボーカリストとして都内を中心に活動している。絵を描くような、自由で即興的な歌唱が特徴。2010年に1枚目のアルバム「Se Pudesse entrar na sua vida」、2013年には2枚目のアルバム「Fading Time」をリリース。このほか、TVCMでの歌唱やコンピレーションアルバムへの参加など、幅広く活動。
– 伊藤志宏
ピアニスト、ボタンアコーディオニスト作曲家、アレンジャー、プロデューサー。特にドラム、ベースのいない変則形態における演奏に定評がある。2012年初リーダー、プロデュース作品「ladies & pianoman」を発表、畠山美由紀、青木カレン、一青窈など10人のボーカルを集め、ジャズスタンダードを独自の解釈で表現。2013年には初オリジナルソロピアノアルバム「ヴィジオネール」、2014年にはピアノ+チェロ3本で制作したアルバム『タペストリア』を発表。様々な歌手の伴奏やアレンジを務める他、多様な編成で多くのアーティスト達と共演を重ねている。
http://www.shikoupf.com/
– 土井徳浩
ヤマハ音楽院を経て、バークリー音楽大学に留学。クラリネットを内山洋、Harry Scolarの各氏に、サックスを原ひとみ、吉永寿、George Garzone、Frank Tiberiの各氏に師事。ジャズライブ、CM・TV番組のレコーディングのみならず、ミュージカルのオーケストラにマルチリード奏者として参加、「アルトサックス ファーストステージ」「テナーサックスファーストステージ」(全音楽譜出版社)の監修を担当するなど、多岐に渡るジャンルで幅広く活動している。2011年には佐藤浩一(Pf)、本川悠平(B)、紺野智之(Ds)からなるカルテットを率いて初リーダー作「Amalthea」をリリース。2015年現在、2作目を制作中。
http://blogs.yahoo.co.jp/tokuhirodoi